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遠州の初盆について

更新日:2023年09月13日
1.遠州の初盆の時期はいつ?
浜松市および遠州地方のお盆の日取りは、地域差により異なり、7月13日~15日を「新盆」として行う場所と、8月13日~15日を「旧盆」として行う地域が存在します。具体的には、浜松市の中心部から磐田市方面では主に新盆が、一方で浜松市の北部や西部、南部地域では旧盆が多いですが、地域ごとに細かい違いが見られます。

なお、山間部では旧盆の伝統が多く、これは農業のスケジュールとの関連で新旧の盆が分かれたとの見解が一般に広まっています。


2.そもそも初盆とは?
初盆(はつぼん)とは、日本の仏教の風習で故人の亡くなった翌年に行われる盆のことを指します。初めての盆という意味で「初盆」と呼ばれます。

盆は、亡くなった人の霊が一時的にこの世に帰ってくるとされる日です。多くの家庭では、この期間に仏壇に供え物をし、故人を偲び、手を合わせます。しかし、故人が亡くなった直後の初めての盆は、その痛みや喪失感がまだ新しいため特別な意味を持つのではないでしょうか。

初盆を迎える家族への温かい思いやりやサポートが、この特別な時期には必要です。そして、その中で亡くなった人との思い出を再び共有し、感謝の気持ちを新たにすることができるのです。



3.初盆の盆義理とは
「盆義理」というのは、お盆の夕方に初盆の家を訪ねる習慣で、これは浜松市や遠州地方に特有の文化行事として知られています。

この地域独自の風習は、日本全国では珍しいものとされています。起源としては、三方原合戦で命を失った武士の魂を慰めるため、徳川家康が三河出身の念仏僧を呼び、犀ヶ崖で踊りを交えた大規模な念仏供養を行ったと伝えられています。

この「遠州大念仏」という供養法は、後に遠州地方全体で盛大に実施されるようになり、特に各村の初盆を迎える家を中心に行われる催しとして変わってきました。そして、この習慣が発展し、多くの人々が初盆の家へと足を運ぶ文化が定着したと言われています。


4.盆義理参列のマナー

盆義理を訪れる際には、お供えとしてご仏前の金銭を用意しましょう。その際、封筒には「盆供」と書きます。お盆を迎えると、多くの小売店やコンビニエンスストアで「盆供」の表記があるのし袋が取り扱われているため、これを使うのが便利です。


5.まとめ
盆義理という伝統は、多くの人々が故人を偲び、その家を訪れる遠州地方の深い義理堅さを体現する風習です。

これは地域社会の絆や人間関係の重要性を強調する文化の一部であり、時代が変わってもその価値は変わらず継承されていくことでしょう。


6.初盆のことなら地域の優良葬儀者へご相談しましょう
初盆の準備や手続きに疑問や不安がある場合は、お住まいの地域で経験豊富なお寺や神社に早めにご相談されることをお勧めします。
出雲殿互助会の事前相談でしたら、悩みや疑問が解決できるよう様々な面からアドバイスさせていただきます。
初盆に関する相談がある方は以下よりお気軽にお問い合わせください。



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