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法事のお返しのマナー

更新日:2025年2月26日
法事のお返しとは、故人を偲んで法要に参列してくれた方々や、お供えをいただいた方への感謝の気持ちを形にするものです。「引き出物」や「志」とも呼ばれ、地域や宗派によって習慣が異なりますが、基本的には法要後にお渡しするのが一般的です。
家族葬の場合、参列者が近親者に限られるため、お返しの形式もシンプルになることが多いです。親族間で事前に相談し、相手に負担をかけない範囲で準備することが大切です。また、遠方の方や当日参列できなかった方へは、郵送でお返しを送ることもあります。
お返しは、感謝の気持ちを伝えることが目的ですが、形式にこだわりすぎず、相手が受け取りやすい形を考慮することも重要です。気持ちを込めて選ぶことで、故人への想いを共有する機会にもなります。


1.お返しの相場と品物の選び方
法事のお返しの金額は、いただいたお香典の半額から三分の一程度が目安とされています(「半返し」または「三分返し」)。地域によっては異なる場合もあるため、親族や経験者に相談して決めるのが良いでしょう。
品物としては、実用的なものや消耗品が選ばれることが一般的です。例えば、お茶や海苔、和菓子や洋菓子の詰め合わせ、タオルや洗剤などが人気です。高額な品物を避け、相手が気軽に受け取れるものを選ぶことがポイントです。
また、近年ではカタログギフトを利用するケースも増えています。受け取る側が好きな品を選べるため、幅広い方に喜ばれる選択肢の一つです。宗教や地域の風習を考慮しつつ、相手に喜んでもらえるものを選びましょう。


2.お返しを渡すタイミング
お返しを渡すタイミングは、法事当日が一般的ですが、当日直接渡せなかった場合は、後日郵送するのが適切です。郵送する場合は、法要が終わった後1週間以内を目安にすると丁寧な印象を与えます。
また、法事の席で食事を振る舞う場合、食事とともにお返しの品を渡すこともあります。この場合、持ち帰りやすい包装を工夫することが大切です。手提げ袋を用意すると、参列者がスムーズに持ち帰れるでしょう。
遠方の方には、品物とともにお礼状を添えて送るとより丁寧です。感謝の気持ちが伝わるよう、文面に気をつけましょう。電話で一言お礼を伝えるのも良い方法です。


3.のしや挨拶状の書き方
お返しには、のしを付けるのが一般的です。のし紙の表書きは、宗派によって異なりますが、仏式では「志」、神式では「偲び草」、キリスト教では「献辞」や「感謝」と記載するのが一般的です。のしの種類や表記については、地域の習慣に従うと良いでしょう。
また、挨拶状を添えることで、より丁寧な印象になります。挨拶状には、法要への参列やお供えへの感謝を伝え、故人の供養を無事に終えたことを報告します。形式ばった文章でなくても、誠意が伝わるように心がけることが大切です。


4.まとめ
家族葬後の法事のお返しは、参列者の数が限られるため、一般的な葬儀よりもシンプルになる傾向があります。しかし、感謝の気持ちをしっかり伝えることが最も大切です。
金額や品物の選び方、渡すタイミングやのしのマナーを守り、失礼のないように心がけましょう。また、相手の負担にならないよう配慮しつつ、気持ちが伝わるお返しを準備することが大切です。
最後に、お返しの準備をする際には、地域の風習や宗派の違いにも注意しましょう。事前に親族と相談し、無理のない範囲で進めることが、円滑な供養につながります。


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