コラム

出雲殿互助会ホームコラム葬儀のお別れの言葉の提案

葬儀のお別れの言葉の提案

更新日:2025年5月09日
家族葬という静かな空間では、形式よりも「心からの想い」が大切にされます。最期のひとときを共に過ごす中で交わされる「お別れの言葉」は、故人への感謝や愛情、未練、祈りといった、深く個人的な想いを形にする大切な手段です。けれども、いざ言葉にしようとすると、何をどう話せばよいのか戸惑ってしまうことも少なくありません。このコラムでは、家族葬の場にふさわしい「お別れの言葉」のあり方や実例を通じて、心を込めて想いを伝えるヒントをご提案いたします。


1.静かな場にふさわしい「言葉のトーン」とは
家族葬では、参列者も限られ、落ち着いた空気の中でお別れの時間が流れます。そのような環境では、過度に形式ばった言葉や、感情を強くあらわにする語りは、かえって場の空気を乱してしまうこともあります。大切なのは、無理に立派な言葉を探すのではなく、落ち着いた口調で「等身大の気持ち」を伝えること。声の大きさよりも、想いの深さが自然と伝わるものなのです。


2.感謝・労い・祈り──お別れの言葉の要素
お別れの言葉の中心には、「ありがとう」「おつかれさま」「また会いましょう」という三つの想いが込められることが多いです。「ありがとう」は感謝を、「おつかれさま」はねぎらいを、「また会いましょう」は別れの痛みを和らげる祈りを含んでいます。どれも無理のない範囲で、自分の気持ちに沿った表現を心がけることが大切です。


3.言葉に迷ったときの「短い一言」の力
感情が高まり、言葉に詰まってしまうことは自然なことです。そのようなときには、無理に長い言葉を話そうとせず、「ありがとう」「またね」「ゆっくり休んでね」といった短い一言に気持ちを託すことができます。言葉数は少なくとも、声に出すことで、心の整理が始まることもあるのです。


4.伝え方とタイミングの選び方
お別れの言葉を伝えるタイミングは、出棺前の時間、読経が終わったあと、あるいは故人と対面した最後の数分など、葬儀の流れによって異なります。形式にとらわれすぎず、少人数だからこそ、静かに語りかけるように伝えるのが家族葬の良さです。また、語りかける相手が「生きた人間ではない」という意識が緊張を生みやすいため、心の中で語るように声に出すと自然になります。


5.故人らしさに寄り添った言葉を
お別れの言葉に、正解や決まった型はありません。大切なのは、故人がどんな人だったか、どんな時間を一緒に過ごしたかを思い出すことです。「毎朝コーヒーを入れてくれたね」「いつも背中を押してくれた」など、具体的なエピソードに触れると、聞いている他の家族にとっても、共感と慰めをもたらす時間になります。故人の個性や人生に寄り添った言葉は、残された人の心にも深く残ります。


6.まとめ
お別れの言葉は、うまく話そうとするよりも、心の中にある想いをそのまま声にすることが何より大切です。家族葬という静かな場所だからこそ、自分自身とも向き合いながら、故人に語りかける時間が生まれます。短くても、不器用でも、あなたの言葉はきっと届きます。最後に必要なのは、完璧な言葉ではなく、「伝えたい」という真摯な気持ちだけなのです。


7.斎場選びに困ったら出雲殿互助会にご相談ください
お葬式や火葬をご検討中の方は、「出雲殿互助会」にお気軽にご相談ください。
ご希望の葬儀の形式、ご予算、その他の要望を専任の相談員が詳しくお伺いし、各々のニーズに合った最良のプランをアドバイスいたします。見積もりのみのご相談も大歓迎です。



出雲殿互助会で家族葬を行う

出雲殿では、全ての葬儀場において家族葬のニーズに応じたサービスを提供しています。
小規模な式場から広さを調整可能な式場、さらには家族葬に特化した専用式場まで、設備だけでなく家族葬に適した多彩なプランをご用意しております。
24時間365日、いつでも無料でご相談を受け付けています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
24時間
365
053-443-8883

※お急ぎの方はお電話にて直接ご連絡ください